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2015年3月20日金曜日

20年前の「地下鉄サリン事件」(1995年3月20日)という未曾有のテロ事件、その日の朝わたしが乗車していた丸ノ内線は・・・

(2015年3月20日放送のNHKスペシャル)


20年前の1995年3月20日の「地下鉄サリン事件」というテロ事件、その日わたしは・・・

「地下鉄サリン事件」から20年。月日の立つのはじつに早いものだが、この事件の強烈さは20年たっても自分のなかではまったく色あせることはない。
  
1995年1月には、大地震などおこるはずがないと思い込んで油断していた関西が虚をつかれ、そのわずか2カ月後に東京でおきた「地下鉄サリン事件」という未曽有のテロ事件。

関西と関東で連続した大地震と無差別殺人テロで、「終わりの始まり」となったのが1995年。まさに終末論的空気が濃厚に立ちこめた年であった。
    
当時わたしは、営団地下鉄丸ノ内線(・・当時はまだ「東京メトロ」ではなかった!)を使って毎朝通勤していたのだが、自分が乗っていた池袋駅行きの地下鉄車輌が、なぜか霞ヶ関駅に停車せずそのまま通過した(!)という体験をしている。その際、車内アナウンスもいっさいなされないままであった。ホームには駅員が数名いたような記憶がある。
  
「なぜ通過するのだ?」と乗客が不信感を抱いているその瞬間、爆弾テロか(?)と咄嗟にアタマに浮かんだのだが、勤務先に着いてから知ったのは、爆弾テロどころではない、猛毒性のサリンガスが撒かれたということであった。たいへんショッキングな事態であったのだ。
     
地下鉄サリン事件は、自分とは「同世代の人間」が中心に起こした事件だけに、いまでもこのテロ事件から目を背けてはいけないと思いつづけている。

さまざまな理由から現実世界に大きな違和感を感じ、閉鎖的組織にとじこもった結果、その組織内でしか通用しないロジックにからめとられていった高学歴の若者たち。はたして彼らは特殊な人間たちだと言い切れるのか? 

変わりたい、世の中を変えたいという若者たちの純な思いは、いつの時代も悪用される。

イスラーム過激派に走るムスリムの若者たちにも共通するものがあるのではないか、と・・・。




<関連サイト>

NHKスペシャル 未解決事件 File.04  「オウム真理教 地下鉄サリン事件」 (2015年3月20日(金)NHKG 午後7:30~8:45 放送 (公式サイト)

<番組概要>麻原彰晃(本名、松本智津夫死刑囚)を教祖とするオウム真理教が引き起こした
「地下鉄サリン事件」から20年が経つ。
日本の中枢・霞が関を狙った化学兵器による無差別テロは、世界にも大きな衝撃を与えた。
しかし、麻原ら13人の死刑が確定したいまも、事件には多くの謎が残されている。
なぜオウムはこのような事件を引き起こしたのか?
警察は事件を食い止めることはできなかったのか?
未解決事件では、2012年放送のFile.02でオウム真理教の暴走の原点に迫り、大きな反響を得た。
今回は、オウムの「終着点」となった地下鉄サリン事件にいたる過程を徹底検証。
堅く口を閉ざしてきた元捜査員や、死刑囚たちの新たな証言から、これまで知られていなかった事件の舞台裏が次々と明らかになってきた。
事件に至るまでの警察とオウムの水面下の攻防。
そして、裁判では沈黙した麻原の事件に関する「独白」…。
独自に入手した被害の全貌を示すデータや、サリン拡散のシミュレーションなどをもとに、
20年前の「3・20」を立体的に再現しながら、未曾有の事件が今に突き付ける課題を見つめていく。


<ブログ内関連記事>


「地下鉄サリン事件」を引き起こしたオウム真理教と「1995年」の意味

書評 『オウム真理教の精神史-ロマン主義・全体主義・原理主義-』(大田俊寛、春秋社、2011)-「近代の闇」は20世紀末の日本でオウム真理教というカルト集団に流れ込んだ 

書評 『1995年』(速水健朗、ちくま新書、2013)-いまから18年前の1995年、「終わりの始まり」の年のことをあなたは細かく覚えてますか? 

『新世紀 エヴァンゲリオン Neon Genesis Evangelion』 を14年目にして、はじめて26話すべて通しで視聴した
・・1995年にTV放送が始まったアニメ。終末論的空気が濃厚

書評 『ゼロ年代の想像力』(宇野常寛、ハヤカワ文庫、2010 単行本初版 2008)-「アフター1995」の世界を知るために 


「地下鉄サリン事件」とその後の被害者

書評 『スイス探訪-したたかなスイス人のしなやかな生き方-』(國松孝次、角川文庫、2006 単行本初版 2003)
國松長官 スイス アタマの引き出し

『サリンとおはぎ-扉は開くまで叩き続けろ-』(さかはら あつし、講談社、2010)-「自分史」で自分を発見するということ
・・「サリン事件」際、サリンがまかれた車輌に乗り合わせたことで後遺症に苦しむ著者の手記、


閉鎖的な組織と組織内部のロジック

書評 『ドアの向こうのカルト-九歳から三五歳まで過ごした、エホバの証人の記録-』(佐藤典雅、河出書房新社、2013)-閉鎖的な小集団で過ごした25年の人生とその決別の記録

マンガ 『レッド 1969~1972』(山本直樹、講談社、2007~2014年現在継続中)で読む、挫折期の「運動体組織」における「個と組織」のコンフリクト

映画 『ハンナ・アーレント』(ドイツ他、2012年)を見て考えたこと-ひさびさに岩波ホールで映画を見た 
・・「『イェルサレムのアイヒマン』(1963年)で「組織と個人」の問題を考える」と「社会心理学者ミルグラムによる「アイヒマン実験」の項目を参照してほしい

映画 『es(エス)』(ドイツ、2001)をDVDで初めてみた-1971年の「スタンフォード監獄実験」の映画化

書評 『サウンド・コントロール-「声」の支配を断ち切って-』(伊東乾、角川学芸出版、2011)-幅広く深い教養とフィールドワークによる「声によるマインドコントロール」をめぐる思考

「ユートピア」は挫折する運命にある-「未来」に魅力なく、「過去」も美化できない時代を生きるということ


地下鉄サリン事件の実行メンバーの世代

書評 『松田聖子と中森明菜-1980年代の革命-[増補版]』(中川右介、朝日文庫、2014)-1960年代生まれの世代による1980年代前半の「革命」の意味を説き明かした時代史
・・松田聖子も中森明菜も「オウム世代」と重なる1960年前後生まれの世代。「空っぽ」時代に「空虚さ」を感じていた真面目な理系青年たちのごくごく一部が教団組織に入っていた。その時代背景とは?



 
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